こんにちは。夫の赴任先バングラデシュからコロナの影響で一時帰国中(8ヶ月目)の主婦です。所在不明だった我が家のバングラ行き・日本戻し希望中船便に動きがありました。
2月に出した船便が、まだ海の上にあった
夫の会社では、海外赴任から2年が経過すると、一定量の荷物を船便で赴任先へ送ることができます。
我が家も2020年2月の一時帰国中に、日系の運送会社さんにお願いしてバングラデシュ宛ての船便を発送しました。中身は、ハンドキャリーでは運びにくい家電や子どもの大型グッズ、日用品のストックなど。赴任生活を快適にするための荷物がたくさん入っていました。
当時は、まさかコロナ禍でこんな状況になるとは思っておらず、「4月頃にはダッカに届くだろうな」と軽く考えていました。
その後3月にコロナで日本へ帰国。船便のことは少し気になっていたものの、「日系の運送会社さんだし、そのうち連絡が来るだろう」と思っていました。
ところが、4月になっても5月になっても到着の知らせはなし。
そして、「どうやらしばらく日本に滞在することになりそうだ」と分かってきた7月、今度は運送会社さんへ「船便を日本へ返送できますか?」と問い合わせすることにしました。
その時は、「7月に返送をお願いしたなら、9月か10月には戻ってくるかな」くらいに考えていたのですが……。
先日ようやく連絡をいただき、驚きの事実が判明。
なんと、我が家の荷物はまだバングラデシュ沖で留め置かれたまま、実質的に“海の上”にある状態だというのです。
どうやら日本へ返送する場合でも、まずはバングラデシュで輸入通関を行う必要があるとのこと。そして、その手続きには荷物の送り主本人のパスポート原本が必要なのだそうです。
つまり、一時帰国中の私たちが現地にいない限り、荷物は通関もできず、返送もできない。
結果として、我が家の船便は行き先も帰り先も決まらないまま、長期間動けなくなってしまっていたのでした。
このままだと国の規定でオークションにかけられる!?
では、我が家の船便はこの先どうなるのでしょうか。
先日いただいた連絡によると、引き取り手が現れず、通関もできないまま港に留め置かれている荷物は、バングラデシュの規定によりオークションにかけられて売却されてしまう可能性があるとのことでした。
え……???
オークション???
そんな法律のある国ってあるの!?と驚きましたが、確かに港に荷物が無期限に置かれ続けるわけにもいきません。音信不通の荷物や引き取り手のいない荷物を処分するための仕組みとして、こうした制度があるのでしょう。
とはいえ、我が家の場合は行方不明になっているわけでもなく、送り主も受取人もはっきりしています。ただ、コロナ禍で一時帰国中だったことや、パスポート原本が必要という事情が重なり、荷物を動かせない状態になっているだけ。
「いやいや、それでもオークションは困るんですが……!」
というのが正直な気持ちです。
船便の中には家電や子ども用品、生活用品など、赴任生活のために送った荷物がたくさん入っています。まさか自分たちの荷物が海外のオークションに出されるかもしれない、なんて想像もしていませんでした。
オークションにかけられそうな我が家の船便の中身
「このままだとオークションにかけられます」
と言われてから、そういえば船便に何を入れていたんだっけ?と改めて思い返してみました。
中身はこんな感じです。
- カビ対策のために奮発した三菱の除湿機
- 消毒用のドーバーパストリーゼ1L(カビ対策)
- 娘のために買ったIKEAのおままごとキッチン
- 義母からのプレゼントのトランポリン
- 電子ピアノ
- アンパンマンの机と椅子
- トイトレ用補助便座
- そして船便送付時、入手困難なくらい流行っていた「睡眠用うどん」
改めて見ると、なかなかカオスなラインナップです。
特に気になるのが「睡眠用うどん」。
発売当初から話題になっていた、抱き枕にも掛け布団にもなるあの“うどん”です。何か月も待ってようやく届いたものを、使う前に船便へ入れました。
そして現在、そのうどんは8か月以上にわたりベンガル湾のどこかを漂流中。
もし本当にバングラデシュのオークションに出品されたら、
「これは布団なのか?」
「クッションなのか?」
「そもそもうどんなのか?」
と、現地の人も困惑するのではないでしょうか。

日本人でも説明書なしでは用途が分からない気がするので、海外オークションでの評価が気になって仕方ありません。
組み立てるのは大変そうだけど、遊んでいる姿を見たかった・・。
万が一オークションにかけられた場合、補償はあるのか?
こちらは問い合わせ中。とはいえ、こんな状況下の出来事であるから送り主であるこちらにも、運送業者さんにも 特に非はない・・。船便を送る時、書類にそれぞれの値段も書いてあるし、万が一全て没収されてしまった場合は補償されればいいのですが・・。アンパンマン以外は新品の品だからいくらか返金されれば諦めがつきますが、思い出の品や大事なものを送らなくてよかった。
海外生活は予想外のことだらけ
今回の船便騒動は、引越し業者さんに対応をお願いしながら、なんとか我が家がバングラデシュへ戻るまで持ちこたえてくれないかと願うばかりです。8か月以上も海の上を漂っていた荷物なので、無事に届いたとしてもカビや傷みが少し心配。もし戻ってくることになったとしても、多少の補償が受けられればありがたいな…と都合のいいことも考えています。
そして、トラブルは船便だけではありません。荷物を置いたままになっているアパートも年末までに退去しなければならず、日本にいながら対応に追われる日々です。自分ではどうにもできないことが多いのに、なぜか次々とやることが増えていくのが海外生活らしいところかもしれません。
そういえば、アパートの守衛さんは子どもが大好きで、娘が帰宅すると手をつないで階段を上ってくれたりしていました。退去となれば、そんな日常ともお別れ。荷物や手続きの心配はもちろんありますが、こうした人とのつながりがなくなってしまうのも少し寂しく感じます。
海外生活は本当に予想外のことの連続。それでも後から振り返れば、これもまた駐在生活の思い出のひとつになるのかもしれません。
追記:1年半かけて届きました

とにかく届いてよかった。





コメント
コメント一覧 (4件)
こんなことってあるんですね。入港していたら引き取りて云々も理解できますが、誰もに取り行けないですよね。
こんにちは。いつもブログ拝見しています。以前コンテナ船会社で働いていましたので、引越し貨物はよく扱っておりました。
個人的な見解ですが、恐らくKikoさんの貨物はトランシップ地であるシンガポール等で何らかの理由で停滞していたのではないかと思います。恐らく3-6月はコロナでシンガポール→バングラ向け小口輸送船がストップしたのでは、と思います。
その後ダッカに到着し返送手配をかけるも、未通関品の返送は少々大変な為(追加費用負担&特殊なオペレーションが必要)、N通さんとしても躊躇っているのでは、と思います…。
それにしてもオークションなんですね…。不謹慎ですがうどんはどのような価格が付くのか気になってしまいます…。
>421miyakoさん
船便などのことは詳しくないのですが、確かに2年前の受け取りの際も税関に出向いて、なんだか偉い人との面談がありました。本人以外だと取りに行けないのが辛い・・!
>Zaituun1946さん
こんにちは。コメントありがとうございます!
わぁ、お詳しい方の見解、とても参考になります。なるほど、確かにバングラ行きはシンガポールなどを経由していそうだし、経由地からバングラへの輸送便はなかなか運行していなさそうです。。
未通関品を通関せずに返送というのはなかなか難しいことなのですね。N通さんと長い間連絡が取れていなかったのですが、きっと色々と調べてくださっていたんだろうなぁ・・。
本当に、うどんは何カテゴリで売られるのか。船便書類には1万円超えと書いたけれどそんな値段で買ってくれる人がいるのか。笑 市場でどんな風に売られるのか。笑 気になります。