かねてからずっと考えていた、海外に渡航する際に住民票を残すか残さないかということ。
今年に入ってからずっと産休育休でほぼ収入はないため、住民票を残しておいても来年の住民税もさほど痛くない、実家は日本にある、児童手当ももらえるし、長期一時帰国の予定もある。。と住民票を残すメリット満載だったのですが、結論は残さないことにしました。
会社の制度などによるところも大きいと思うので、私の場合の考察です。
(これを書いた2018年8月11日現在東京23区に在住、実家は関西、娘は0歳5ヶ月で渡航前には6ヶ月検診を受けたい、8月末に渡航予定)

住民票を残すか問題・選択肢3つ
❶住んでいる区から海外転出届を出して、一時帰国の際に滞在先に住民票を置く
❷渡航までに実家に住民票移し、渡航後もずっと置いておく
❸住んでいる区から海外転出届を出して、ずっと戻さない
考察
❶住んでいる区から海外転出届を出して、一時帰国の際に滞在先に住民票を置く
メリット
- 一時帰国の際、滞在してる地区で通院、健診、予防接種が受けられる
- 渡航前、娘が6ヶ月になる際に6、7ヶ月健診が現在の区で受けられる
- 一時帰国時に住民票を入れておけば1歳からの予防接種を受けられる
- 海外滞在中、「Oヶ月健診」を受けられなくても虐待など疑われない(これ重要)
デメリット
- 児童手当がずっともらえない
- iDeCo拠出できない
- 失業保険給付を受け取れるのか・・?(これは別途確認必要)
❷渡航までに関西の実家に住民票を移し、渡航後もずっと置いておく
メリット
- 児童手当がずっともらえる
- iDeCo拠出できる
デメリット
- 渡航前の0歳6ヶ月になる日、区に住民票がない状態で6−7ヶ月健診が受けられるか微妙(自費でもそんなに高くないらしいからさほど問題ない)
- 9−10ヶ月健診が受けられないから実家の自治体保健所に言い訳必要。
- 1歳からの予防接種を実家のある地区で受ける必要がある(東京で受けた場合、後日住民票のある市役所で還付できればいいけど)
- 東京滞在中に病院に行けない(乳幼児がタダになる医療証は住民票がある地区でのみ使える)
❸住んでいる区から海外転出届を出して、ずっと戻さない
メリット
- 渡航前、娘が6ヶ月になる際に6、7ヶ月健診が現在の区で受けられる
- 9−10ヶ月健診を受けられなくても虐待など疑われない
- 毎回役所に行かなくていいので楽
デメリット
- 児童手当がずっともらえない
- iDeCo拠出できない
- 失業保険給付を受け取れるのか・・?(これは別途確認必要)
- 帰国の際の通院、健診、予防接種が自費。(健康保険証はあるので、保険適用の通院は全額ではない)
環境(会社からの補助)
- 会社としてはトラブルを避けるため、海外転居届を出して住民票を抜くことを推奨
- 日本にいれば公費で受けられるはずだった予防接種費用、健診費用は会社負担。
考えた結果
→❶住民票を抜き、長期帰国の際はできれば住民票を入れることに。必要なければ❸で住民票も戻さない。
- 一番お金がかかりそうだった娘の予防接種費用が会社負担で受けられるとわかり、一番の懸念はクリア。
- 児童手当を娘の口座に貯めてあげたいなと思っていましたが、無用なトラブルを避けるため諦め。(基本は海外に住む場合は住民票抜くというのが原則ではあるのですが)
- 長期帰国の際の滞在先がおそらく実家の関西ではなく東京になるので、必要であればそちらで住民票を入れて通院や支援センターなど利用できればなと。(ただし0歳児だと乳幼児医療証の発行が即日ではない可能性あり。気をつけなくては。)
- 住民票と、海外在住届は連動していないようなので、頻繁に帰国される方などで住民票を残す方もいると聞いています。
追記
一時帰国時、携帯電話の契約で住民票が必要となったので滞在先のアパートホテルで住民票登録をしようとした際、「このホテルは一時滞在者用だから登録できない」と言われました。そのため、結局赴任中は住民票を抜いたままとなりそうです。
ただし、万一第2子の妊娠・出産となると、日本へ長期滞在となり、また妊婦検診にも通うことになるため、おそらく実家で住民票を入れることになると思います。
退職手続きの際、会社から「失業保険給付の手続きも行うように」と言われていましたが、住民票を抜くとどうなるのか。。引き続き調べておきたいと思います。
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