バングラデシュのイメージといえば国旗が日本に似ている、ということくらいしかなかったのですが、住み始めて初めて知ったのが、「インドと同じようにカレーをよく食べる国である」ということ。(もちろんインドカレーとバングラカレーは味やスパイスの配合や具が違うのだと思いますが)
渡航した当初はどんな野菜を食べていいのかわからず、また夏なので葉野菜の種類も冬ほど豊富ではなく、ただひたすら「玉ねぎ、人参、じゃがいも」を買い続ける日々でした。当然思い浮かぶメニューは「カレー、シチュー、肉じゃが」など。始まったばかりの離乳食も、徐々にメニューが固定化してきて次第に「玉ねぎ、人参、じゃがいもをトマト缶で煮込んで、粉末野菜スープで味付けしたもの」を毎日のように与えるようになっていました。(あとはレトルトベビーフードをちょっとずつご飯にかけたり、フリーズドライのものを与えたり卵を焼いたり)
そんな時、娘が1歳を過ぎての一時帰国で見つけたのがこちら
カレーの王子様の粉末タイプ。野菜を煮てそこに入れればカレールーのようにすぐにカレーができるというもの。これは便利!
それからというもの、カレーの王子様を買い込んでダッカに戻り、野菜をバーミキュラで煮てそれを細かくしてはカレー味にする、という食事を繰り返していました。
コロナで帰国後、「食材がなんでも手に入るし、娘にはたくさんお魚や旬の野菜を食べさせよう!」と意気込んだのもつかの間。気に入った魚は食べるものの、肉はほとんど食べず、野菜に至ってはさつま芋とかぼちゃと冷凍ブロッコリーくらいしか食べない。(芋は野菜に入るのか。生のブロッコリーを茹でたものはNGで、なぜか冷凍ブロッコリーなら少し凍っていようが食べる)ダッカでは卵焼きが好物だったのに、日本では卵焼き器がないのでフリースタイルで炒めた卵を出すのですが食べない。「今日は野菜らしい野菜は冷凍ブロッコリーしか食べてないよ・・」という日が続出していました。
そんな時に思い出したのがカレーの存在。
夕食の中華炒め用に火を通していた白菜、人参、玉ねぎを取り分けて、ブレンダーにかけて細かくし、水と煮込んでカレールーを入れると人参の姿形が見えようともりもり食べるのでした。
これが小さい時から慣れ親しんできた味に対する反応なのか。
親戚のほぼ同月齢の子どもは、野菜を食べなくてもとりあえず納豆ご飯は食べてくれるらしい。海外住みの我が家にとって納豆は貴重品だったので、あまり離乳食に取り入れてなかったのですが、あげていたら納豆ごはんや納豆巻きをもりもり食べてくれていたのかな。
同じように味噌汁に入れたらなんでも食べてくれる、という子どももいたので「必勝ごはん」があればいいなと思いました。
ちなみに最近は鶏や豚を焼いたやつとかハム、ベーコン、ソーセージなどわりと濃い味のお肉を食べるようになってきました。
早くも4月から幼稚園が始まるので、給食でぜひいろいろなものを食べて来て欲しい。
なんの話なのかよくわからなくなってきましたが、今年も丸一年ブログを続けることができました。ありがとうございます。来年は出産や、夫がダッカに戻るのかなどの生活の変化があると思いますが、のんびりを心掛けて過ごそうと思います。
ちなみに1歳半を過ぎた頃から、王子様カレーよりアンパンマンカレーが好みのようです。このレトルトバージョンは、外食時に持っていくと、ご飯さえあれば立派な食事になるので便利。
コメント