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KIKO
2022年4月〜スリランカ駐妻1年目
2018-2020年はバングラデシュにいました
海外営業→秘書→無職2姉妹の母
大福・ごま汁粉・チーズケーキが好きです

【スリランカ破産】毎日6kmコロンボを歩く私が見ているもの・駐在員への影響は?過ごしていて思うこと

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こんにちは。夫の駐在帯同でコロンボに越してきて3ヶ月目の主婦です。

目次

スリランカ「破産」宣言がニュースに

7月5日、スリランカ首相が国の「破産」を宣言しました。数年にわたって行われてきた失政と、コロナによる外国人観光客の激減により、国の外貨が底をつくところまできてしまったためです。輸入しなくては手に入らない生活必需品の燃料、食料、医薬品などが必要な分だけ買えない状態。これが今年に入ってから日々じわじわとひどくなっていっている状況です。

発電のために必要な燃料不足のため毎日数時間から10時間ほどの停電実施、ガソリンやディーゼル不足のためのガソリン給油の列は日毎に延びて今では数キロにわたっています。せっかくできた農作物もガソリンがないのでコロンボまで運べないということがあったり、本数を減らしたバス・電車に人が殺到したり。燃油不足で仕事ができない人もいる中の大幅インフレ。スリランカの人々にとっては随分前から大変な状況が続き、「破産」宣言がなくても、もう国の状況がとてもひどいということは身を以て感じていると思います。

毎日6kmコロンボを歩く私が見ているもの

駐在員帯同である私も影響ゼロではありません(この国の中では限りなく影響が小さい方なのでしょうけれど)。まずは娘のプレスクールへの送迎に使っていた夫の社有車がガソリン切れ。プレスクールへは片道1.3kmほど。こちらの三輪タクシーでは5月初めには運賃が120ルピー(50円くらい)だったところ、ある時からガソリン不足により全く捕まらず、やっとタクシーが捕まっても500ルピーと言われるように。毎日タクシーを捕まえて値段交渉をする気苦労を思うと歩こう、ということになり、毎朝夕、10kgの次女を抱っこ紐に入れて4歳児をベビーカーに乗せて、ガソリン待ちのおっちゃんたち・カラス・野犬などで賑わうガタガタ道を歩いています。

長蛇という言葉では済まされないガソリン給油の列

片道1.3kmの通園路のうち、1.1kmはガソリン給油の列ができています。歩いて通り過ぎても、もはやどこのガソリンスタンドに並んでいるのかがわかりません。前日の朝、プレスクールへの送り道で出会った人に、24時間後の翌朝また会う、、ということも珍しくありません。5月ごろの数時間待ちで入れられたのはマシな方で、今では数日間待つことがどこのガソリンスタンドでも当たり前になっています。

長時間並ぶ人たちに、パンと牛乳の差し入れをしている時もありました。みんなとても和んでいた

警官・兵士の警備

コロンボ市内はバスは走っていますが、道を走るほとんどが三輪タクシー、自家用車、バイクでした。これほどガソリンが不足している状況では、ガソリンがなくては仕事ができないタクシー運転手やドライバー、配達のバイクなど様々な人がいるガソリン給油列・スタンド内でいつ混乱が起きてもおかしくありません。ガソリンスタンド内には銃を持った兵士が常におり、付近には警官がたくさんいます。また、5月の大統領・首相の辞任を求めるデモ暴動が起きてから私の家の近くにもたくさん兵士がいて、彼らは6月初めにはいなくなりました。が、ここ数日はまた兵士が立って警備を始めるようになりました。治安の悪化を受けているのか・・?

給油に並ぶ人の様子

スリランカの人々は基本的に南国気質なのか?明るいです。スリランカ男性から見知らぬスリランカ女性に気安く話しかけるシーンは見ないですが、スリランカ男性(特におっちゃん)同士はめちゃくちゃ喋る。給油の列に並びながら、車の近くに集まって。そして子どもにはめちゃくちゃ優しい。抱っこ紐とベビーカーを汗だくで推していると、皆ニコニコと子どもたちに対して手を振ってくれていました。(そして私にもニーハオとか。中国語専攻していたのでニーハオで返しますが)が、これは6月までの話。7月に入り、一回の給油(それも満タンではなく決められた量だけ)に並ぶ時間が大幅に延び、三輪タクシーの後部座席で寝転がっているドライバーを多く見ます。長期に渡る給油問題に疲れ、今後も安定して燃料が手に入る見込みがない、、となると今の状況はどれほど辛いだろうと思います。

しかしそんな中でもヨイショヨイショとベビーカーで歩いていると、狭い道なのですぐに避けてくれたり、ベビーカーが傾いた時には助けてくれたり、「俺が信号渡れるように誘導するからそこで待ってて!」と言ってくれる兄ちゃんたちも。(子連れに優しい)

エッセンシャルワーカーですら並んでいる

どの職業もなくてはならないものですが、特に救急車と医療関係者は優先して給油させてもらえるようになっているようです。とはいえ、車のフロントガラスに「Doctor」マークをつけた車が大量に並んでいたりして、エッセンシャルワーカーと呼ばれる人たちでさえたくさん並ばなくてはいけない状況のようです。救急車もガソリンが足りているのかはわかりません。。

自転車は高値で取引

コロンボ市内は比較的坂道も少なく、自転車があれば走ることはできます。(自転車用に整備されていないので危険はあります)しかしその自転車も、一般人が買うにはあまりにも高い値段で取引されているとか・・

続く停電

4月ごろから日々行われている計画停電。一日数時間から10時間くらい停電することもあるとのこと。暑い国なのでファンが使えないのは辛いし、何より停電中は業務がストップするところも。(これは自家発電のあるオフィスやショッピングモール、病院、スーパーなどは免れているようですが)先ほどのガソリンスタンドでも、やっと順番がきたと思ったら停電が始まり、電気が来るまで待ってと言われたということもあるそうです。

外国人も戸惑う物価上昇の勢い

4月にスリランカに来てから3ヶ月余りで、ほとんどのものが値上がりしています。スリランカルピーが非常に弱く、輸入するものの値段が割高になっていることから国内の様々なコストが値上がりしているとのこと。主婦目線でしかわかりませんが、卵は4月に400ルピーだったところが今は525ルピーに、5リットルのペットボトル水も100ルピーほど値上がり。今週からはお手伝いさんのバス代も往復で100ルピー値上がりしたと言われました。スリランカの地ビール、ライオンも160→220ルピーに値上げ。500ルピー(190円)はこちらのお手伝いさんの時給くらいに相当します。

スリランカのインフレはまだ続く見込みで、7月7日、スリランカ中央銀行総裁はむこう数ヶ月でインフレ率は70%に達するかもしれないと述べたそうです。

ちなみにインフレ率ってなんだろうと調べてみましたが、数パーセントのインフレが推奨されているのですね・・70%て・・

去年に比べてどれくらい物価が上昇したか(インフレーション、略称:インフレ)になったかをあらわした指数です。 経済成長の面からは年に数パーセントインフレがよいといわれています。

https://kabu.com/sp/glossary/1206135_3152.html

駐在員家庭への影響は?

比較的安全が守られているとされる駐在員とその家族。我が家もそんな駐在員家庭ですが、現時点の影響は下記です。

仕事への影響

オフィスや工場へ行く交通手段が車なので、今週はずっと在宅勤務。オフィスに出社できる人も限られているだろうし、お客さんにサンプルを運んだりするのも滞っているだろうし、かなりの影響が出ていると思います。また工場を動かす人や燃料の問題も。なんとか作ってやっと出荷しようにも運ぶためのガソリンがないとなると、それも滞っているのだろうか・・

子どもの学業への影響

燃料不足になるといち早く犠牲になるこの国の公立教育機関。送迎ができないため、教師が出勤できないため、などの理由でしょっちゅう休校になります。オンライン授業もどこまできちんとできているのかが不明。私立やインターとなると授業が続けられているのでしょうか、この辺りは誰か知っている人がいたら聞いてみようと思います。

幸いなことに、我が家が通わせているプレスクールは通常通り開校しています。が、やはり通えない子もいるので、オンライン授業も同時にはじまったようです。そしていつ突然状況が変わって休校となるかもわからないのが怖い。

アパートの自家発電、それもどこまで持つ?

駐在員が住むアパートはたいてい、自家発電のジェネレーターが備わっています。我が家も、計画停電の時間?には一旦電気がバツっと切れて、しばらくするとつく、ということが日に何度かあります。が、昨夜は切り替えがうまくいかなかったのか、18時から30分ほど停電。一般的にアパートのジェネレーターの燃料はきちんと備蓄があるそうですが、国自体に燃料が少ないこの状況では、残りどれくらい備蓄があるのかが不安・・そして計画停電通りに停電するようになったら生きていけない気がする・・せっかくやっと生活が落ち着いてきたのに退避生活嫌だ・・

コロンボにおいて食料は大丈夫、でも全体的に不安しかない

食料不足も言われていますが、コロンボのスーパーにおいては「棚がガラガラ」という状態は今のところ見受けられません。ただしこの値上がりなので、果たして低所得の人が安定して買える食料はどれだろう?と考えてしまいます。

これから良くなる見通しが立たない、誰も得していない状況が辛い

極端な話、コロナの流行の際はとてもとても大変だったし誰もが不安だったし、今現在も苦しんでいる人もたくさんいると思いますが(また東京も感染者が増えているし)、「来年にはきっと良くなる」とどうしてか思えていました。また、医療需要や在宅による需要で忙しくなる業界もありました。が、今のスリランカ、国のトップが「2023年も苦境は続く」と言う状況で、どの産業も業績が上がっている気がしないし、誰も得していない状況を見ていると全く働いていない私でもちょっと心が痛んでいます。こちらでお仕事されている方は千倍は苦労されていると思いますが。(いや、自転車屋さんは売れ行き好調かもしれない。キックボードに乗っている青年も見かけた)

今後のこの国がどうなっていくかわかりませんが、自分にできる数少ないことはきっとわずかながらお金を落とすことだと思うので、一時帰国に備えて紅茶の爆買いでもしようと思います。

追記:2023年11月

あれから国際機関からお金を借りたりして2022年後半から経済は上向き。2023年はすっかり旅行も楽しめるようになりました。先の予定が立つって素晴らしい✨

相変わらず物価上昇は激しく、ルピー安も落ち着いてきたので、円安の日本人にとってはスリランカの物価も激安とは行かなくなってきました。(とはいえまだまだローカルフードは安い)

治安は正直なところ、あまり悪いと感じたことがありません。私は時々コロンボ市内のカフェに行くのですが、ノートパソコンをデスクに置きっぱなしにしてどこかに行ってしまう人の多いこと!(私は日本のスタバでも一応トイレに行くときなど持ち歩きます)引き続き観光客を目的にした悪質なタクシーの客引きや出待ちなどには注意ですが。(倍速で回るメーターのタクシーなどあります)

2024年も国内旅行など楽しめたらなと思います。

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この記事を書いた人

2018年〜2020年バングラデシュ帯同
コロナで帰国後2022年4月からスリランカ駐妻になりました。
南アジアで姉妹子育て中です。
バングラデシュ・スリランカの生活、駐在帯同準備、妊婦ひとり暮らし、0歳児と2人暮らし、子連れ海外旅行などについて書いています。

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