こんにちは。イスラム圏ではラマダン明けのイード休暇でした。
この時期は、ドライバーもお手伝いさんもお休みになるため、南アジアの駐在生活では国内で過ごすのがなかなか難しい時期です。そんな中、1歳3ヶ月になった娘を連れて、家族3人でヨーロッパ旅行に行ってきました。
今回はその旅の中継地点となった、イスタンブール空港「Miles & Smiles」ラウンジの様子を、子連れ目線で詳しくレポートしたいと思います☺️
2019年に全面移転したイスタンブール空港を利用しました
ダッカからヨーロッパ方面へ行くには、シンガポール経由・中東経由(カタールやドバイなど)・そしてトルコ経由の3つが主なルート。今回は、ターキッシュエアラインのプロモーションで航空券がかなり安くなっていたため、トルコ経由を選びました。
ダッカからイスタンブールまでは約8時間半。長時間フライトでぐったりしながら、イスタンブールの新空港に到着しました。
この空港は、2018年10月29日に開港し、2019年4月6日にアタテュルク国際空港からすべての商業便が移転。全面移転からわずか2か月ほどの、まだぴかぴかの新空港でした。
就航都市・便数ともに非常に多く、とにかく広い!というのが第一印象。初めて訪れる人は、そのスケール感に圧倒されるかもしれません。
Miles&Smilesラウンジはどこにある?【イスタンブール空港】
ラウンジの場所は、制限エリア内、コンコースC近く(ゲートC1付近)にあります。
私たちは乗り継ぎだったので、イスタンブール空港に到着後、「Transit(トランジット)」と表示された案内に従って進みます。

往路(ダッカ→イスタンブール)では、イスタンブールで再度手荷物検査がありましたが、復路(ミラノ→イスタンブール)では手荷物検査はありませんでした。これはおそらく、EU加盟国からの乗り継ぎ便は検査が免除されているなどの特例があるのかもしれません(※詳細は未確認です)。

手荷物検査(またはそのまま通過)を終えて制限エリアに入ると、空港内はぴかぴかで近未来的な雰囲気!カフェやレストラン(スターバックスなど)も充実しており、ソファスペースも多数。トランジット時間が長くてもゆったりと過ごせそうです。
出発ゲート案内の掲示板も大きくて非常に見やすい設計。

しばらく歩いていくと目に飛び込んでくるのが、ルイ・ヴィトンの店舗。その真上に位置しているのが、「Miles&Smilesラウンジ」です。

子連れ、車椅子やお手伝いの必要な方はエレベーターから、それ以外だともう少し奥のエスカレーターから登って入るように言われます。
一方、ビジネスクラス搭乗者専用ラウンジは、ルイヴィトンの向かいにある「Business Lounge」です。
「Miles&Smiles Lounge」は、スターアライアンスゴールド会員やターキッシュエアラインのエリート会員、提携カード保持者などが利用できます。
ターキッシュエアラインMiles&Smilesラウンジ
- 場所:出国審査後、コンコースC近く(ゲートC1付近)
- 営業時間:24時間営業
- 利用資格:ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles エリート/エリートプラス会員・スターアライアンス・ゴールド会員またはターキッシュエアラインズまたはスターアライアンスのビジネスクラス搭乗者
- 同伴者:会員1名につき同伴者1名または配偶者+25歳未満の子どもも無料で入場可能
- 食事・ドリンク、アルコールあり。ライブキッチン完備
- シャワールーム完備(清潔で高評価)
- デイベッドがある休憩スペース(混雑時は利用制限あり)
- ゴルフシミュレーターやレースゲーム、キッズプレイルーム、映画鑑賞ルーム、ボードゲームや雑誌などエンタメ施設あり
- 会議室、作業デスク、電源完備
- 高速Wi-Fi
- フライト情報モニター
- 荷物ロッカー
トルコの文化を反映したアーチ状の開放感ある空間は、約5,600㎡以上、座席数は約650席ととにかく規模が大きいラウンジ。ビジネス利用の方向けの静かな場所、食事するのにいい場所、少し暗くてお茶を飲んだりのんびりするのにいい場所、ゲーム、キッズスペース、眠るスペースなど設置されていて、居心地の良すぎる場所になっています。
ラウンジ入室

ラウンジ入口は自動ゲート式になっていて、搭乗券をスキャンして入ることができます。
食事がとにかく充実&子ども向けあり
トルコ料理中心のビュッフェだが、子どもが食べられるメニューも豊富に揃っています♪(例:ピデ=チーズピザ風の平焼きパン、スープ、ヨーグルト、フルーツ、プリンなど)
離乳食の持参が安心ですが、1歳半くらいからなら、ここにあるご飯も挑戦できそうです✊

このラウンジ、フードのクオリティがとにかく高い!ビュッフェ形式なのですが、あちこちにテーマごとの料理コーナーが点在していて、ちょっとしたフードホールのような雰囲気。しかも、ライブキッチン率が高くて見ていて楽しい!

✔ ラムやチキンのグリル
人気だったのが、ラムやチキンをその場で焼いてくれるライブグリル。野菜と一緒に焼き上げてくれて、香ばしくてジューシー✨お肉好きにはたまりません!

✔ トルコのラビオリ風メニュー
この日の「月替わりメニュー」は、トルコ風のラビオリのような一品。これもライブキッチン形式で、中の人に「◯人前ください」と伝えると取り分けてくれます。

上の写真、右上は熱々のラビオリに、トマトソースとヨーグルトをたっぷりかけたもの。味は…中華・中東・ヨーロッパが混ざったような不思議なおいしさで、これがかなりクセになる味!
下のお皿はラムとチキンと野菜色々。ラウンジでこんなに本格的なトルコ料理がいただけるとは・・!

✔ サラダ&スイーツコーナーも超充実
サラダコーナーは「何種類あるの!?」と思うほど豊富。
ケーキ類も常に補充されていて、甘すぎないので日本人にも食べやすい味。奥にはトルコ伝統菓子もありましたが、こちらはかなり甘そうで今回は見送り…。

✔ ドリンクは大人も大満足のラインナップ
- お茶の種類が本当に多く、ハーブティーやチャイ、紅茶など自由に選べます。
- コーヒーも好みに応じてバリスタが淹れてくれるスタイルで本格派☕
- ビールは1種類のみでしたが、ワインはトルコ産含め種類豊富でお好きな方には嬉しいはず。
- リキュールも各種あり、割材も完備。
- そしてトルコらしく、ヨーグルトドリンク(アイラン)も用意されていました!
大人も楽しい、イスタンブール空港ラウンジのキッズスペース✨
イスタンブール新空港のラウンジで、個人的に一番楽しみにしていたのがこのキッズスペース!
✈ 子どもが夢中になる遊び場

手前にはカラフルな子ども用チェア、奥にはなんと大きな飛行機の模型!モニターや壁に取り付けられた知育系おもちゃも並び、小さな子どもたちの好奇心をくすぐる仕掛けがたくさん。

ポップコーンマシンも設置されていて、自由にポップコーンを取って楽しめるようになっていました。これは子どもならテンションが上がること間違いなし。いや、大人でもやってみたいくらいでした…!
👶 赤ちゃんでも楽しめる空間
まだ歩けない娘も、つかまり立ちをしたり、壁のアニメに見入ったりしながら、しっかり遊んでくれました。

特に目を引いたのが、中に入れるサイズの飛行機のコックピット。レバーやボタンがたくさんついていて、娘を座らせて遊ばせると、ご機嫌そのもの☺️親も写真撮影が楽しい・・!
機内の座席風スペースもあり、そこでもアニメが流れていたので、静かに見てくれる子もいそうです。

🎠 小さな子どもも集中できる知育おもちゃ
壁に取り付けられた「回して遊ぶ」おもちゃや、動く飛行機の模型など、アクティブな遊びだけでなく、じっくり遊べる要素もありました。

その外にも、精巧なジオラマ模型(プラレールのようなもの)があったり、子どもも大人も楽しめる仕掛けが盛りだくさん。
👟 ちょっと気になる「土足エリア」
ひとつだけ気になったのは、全面土足であること。靴を履いて走り回る年齢の子どもには問題ないのですが、ハイハイ期の赤ちゃんを床で遊ばせるのは少し躊躇しました。

我が家も、次のフライトでしっかり寝てもらうために最後はハイハイさせましたが、靴を脱ぐ文化に慣れている日本人としては少し気になる点かもしれません。
✈ 搭乗ゲート付近にもキッズスペースらしき場所が?
搭乗ゲートに向かう途中、キッズスペースの案内表示があり、気になって探してみると、それらしきエリアを発見。
まだ完全には整備されていない様子でしたが、授乳室もすぐそばにあり、今後本格的にオープンしたら広くて便利な空間になりそうです。
空港そのものがテーマパークのよう!
その他にも、オシャレなカフェや充実のショップ、休憩スペースなど見どころ満載のイスタンブール新空港。こんな場所が最寄り空港だったら…と、つい妄想してしまうほどでした✨
また機会があればトルコに訪れたり、イスタンブール新空港でトランジットしたいなと思います。
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