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KIKO
2022年4月〜スリランカ駐妻1年目
2018-2020年はバングラデシュにいました
海外営業→秘書→無職2姉妹の母
大福・ごま汁粉・チーズケーキが好きです

【スリランカで入院・CT検査】小児病棟で救急受診・1日入院してきました

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こんにちは。コロンボ在住1年目の4歳1歳姉妹の母です。先日、我が家の1歳8ヶ月児が転倒・けいれんを起こし、急遽病院に行ってきました。結果として熱性けいれんだったのでは?ということで頭部にも異常なし、すっかり元気になりました。スリランカの私立病院へかかったことを記録しておきます。

目次

1歳児が頭を打って病院へ

ある平日の夜、夕食後に家のすべり台(バングラから持ってきた)で何度も滑って遊んでいた次女。疲れてきた様子だったので、切り上げてシャワーを浴びさせることに。シャワーの水を出して数秒後、何の前触れもなく転倒、後頭部を打ち、抱き上げようとするとけいれんが始まる。何か喉に詰まっていそうな様子をしていたのでいいのか悪いのかわからないけれど口を開かせ、その後呼吸も普通に戻り、泣き出したのでいつもの抱っこで落ち着かせる。

医療サポートの会社に連絡・急患の予約をしてもらう

調べてみると、頭を打ってけいれんしたり嘔吐をした場合は救急車を呼ぶこととありました。私たちは海外在住であり、会社で海外の医療保険に加入しています。そのためまずは日本語で対応してくださり、病院の予約・通訳の手配をしてくれる医療サポートの会社に連絡、すぐに急患の予約を取ってもらいました。

コロンボで予約してもらえるのはNawaloka Hospital、Lanka Hospitalの2つの私立病院。Nawaloka Hospitalの方が、比較的日本人の方が周りに多く住まわれていると思うので、駐在員や家族の方はそちらを利用される方の方が多いのかな?とも思います。我が家は前回胃腸炎で病院にかかった時はLanka Hospitalでしたが、今回はNawaloka hospitalで予約をお願いしました。

タクシーで病院へ

眠い時間もあってか?ぼんやりすることもあった次女ですが、Tuktukに乗って病院へ向かっている途中は手足を動かしたり、いろんな方向を見たりして少し安心。

病院へ着くと、まだ通訳の方はいらしていなかったので(夜の時間に、大変なお仕事ですよね・・)夫が総合受付に行き、どこに行けばいいかを確認しました。

抱っこ紐で腹部が圧迫されたためかその間に次女が嘔吐、「頭を打って嘔吐」もあまりいい状況ではないので救急の診察室へ行きました。

急患の診察室へ

聞かれたこと

急患の診察室にいたお医者さんに、これまでの状況を伝えました。これまでにけいれんしたことはあるか、何か薬を飲んでいたか、今日の体調はどうだったかなど聞かれました。

処置

診察室のベッドに寝かせられて比較的おとなしかった次女、おむつ一枚の状態になり、先生に体を横向きに変えられた瞬間またしてもけいれんが始まる。先生や看護師さんたちもこれは大変、と思ったのか、痰を管で取り、酸素マスクをつけるなど一気に忙しく動き始める。すぐに落ち着いた次女ですが、今度は「容態が急変した時のために」と足の甲に点滴の針を刺されてギャン泣き。絶対痛いよね・・。かわいそうではあるものの、4人の看護師さんたちに取り押さえられるくらい力強く動いていて少し安心。

24時間の入院決定・小児病棟へ

夜間なので帰っているお医者さんたちも多く、急患室のお医者さんが小児科の先生たちに電話をかけまくってくれました。来てくれる先生が見つかり、少ししたら小児病棟に移りますとのこと。医療サポートの通訳のかたも来てくださり、通訳と、支払い・入院などの事務手続きをサポートしてくださいました。

入院荷物を持って行く

次女は一旦夫に任せて、長女を連れて一度帰宅。入院荷物と、一晩病院で付き添ってくれる夫の荷物を用意。この時は自分の不注意で転倒させてしまい、痛い思いをたくさんさせてしまって申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。。同じアパートに住む日本人奥様に長女を見ていてもらい、私も荷物をまとめながら話したりして、かなり落ち着きました。感謝しかない・・!

家族の体調不良などの時は不安だし体力的にも辛いし気分が落ちまくることが多いですが、ふとお隣の家のバルコニーからチルタイム中のBGMが流れてきたり、家族以外の人と話したりすると「あ、世界は普段通り動いてるんだな」と気づいてちょっと安心します

荷物を夫に託したときには22時半、次女も眠れた様子。小児病棟にうつるときには「パパ」など少し喋っていたようなのでとりあえず一安心。

入院した部屋は、個室でした。シングルベッドが2つあるので付き添いの人も寝ようと思えば寝られます。室内にトイレ・シャワーもあり。

夫に夜の付き添いを任せ、急いで帰宅、遅くまで見ていてくれた奥様に感謝しきれず、長女を寝かせました。

入院中の1日

朝の様子・病院食

多少は泣いたりもしつつ、朝まで眠ることができ、昨晩頭を打ったことなど記憶にないかの様子の次女。朝食は何にするか?と聞かれ、出てきたのがこちら(キッズ用)

怪我などで入院の、比較的食欲には影響のない子どものメニューなのだろうか

左はオムレツ。スリランカのオムレツは、ピーマンとグリーンチリが入っていることが多いですが、ここではピーマンのみ。塩気がすごかった。大皿にのっているパンは、おそらくココナッツシュガーのかかったシナモンロール的なもの。緑と赤のアンゼリカ・ドレンチェリー(クッキーに乗っている固いゼリーみたいなの)が入っていました。スリランカの市販のパンでもそんなのがあったので、定番なのか。手前はクルクル巻かれたパンケーキ。薄いパンケーキ生地はもちもちで美味しかったです。中にはココナッツとお砂糖の甘いジャリジャリが。甘いのですがスパイスが効いててちょっと辛い?好きな人は好きな味。右のカップに入ったのは赤いお米?のお粥でした。

色々書きましたが、物珍しいものをあまり食べなくなった次女はどれも手をつけず。家から持って行ったバナナ2本と病院で出てきた1本の計3本をモリモリ食べました。

検温・風邪の薬を投薬

長女を幼稚園に送り、その後病院に行って夫と交代(やはり頭を打った後の夜なので心配で眠れなかったらしい)。元気そうな姿を見てまずは安心。追加で持って行ったおもちゃでひたすら遊ぶ。

クーラーは効いているし、病室内にちょっとしたシンク、ケトル、トイレ、シャワー(使っていませんが)もあるし、この辺りで居心地良く感じてきた私。

風邪症状が続いていたので検温や風邪薬を飲ませに何度か看護師さんたちが来てくれました。

朝寝・CTスキャンを試みるも失敗

朝6時起床、たくさん遊んで11時にやっと寝たと思ったら看護師さんたちがやってきて、「これから頭のCTを撮りに行く」とのこと。寝たばかりの次女を抱っこし、なぜか用意された車椅子に座らされてCT室へ。

ナワロカホスピタルには、前首相のマヒンダ・ラジャパクサ氏が設置した東芝製のCTがあります。

↓マヒンダさんが来られた時の写真です

https://businesstoday.lk/nawaloka-hospital-launches-worlds-fastest-and-most-accurate-ct-scanner/ より写真引用

エレベーターに乗ったときに様子が違うぞと起きた次女。CT室に行くと皆が困った顔で、「子どもは動いてしまうから眠った状態でないとCTが撮れない」との説明がありました。「部屋を暗くするからもう一度ここで寝かせてみてくれる?」と言われ、やってみるものの寝ない。一旦引き上げ

CTを撮る前には事前に承諾書にサインをしました。けいれんするほど頭を打ったことで骨や脳に異常がないか確認したかったので承諾しました。赤ちゃんへのCTやレントゲンの影響は諸説ありますが、「1回のCTで受ける放射線被ばく量は、年間に自然に受ける量の1/3ほど」という記事を読み、検査の方が優先度が高いと判断しました

昼食はスリランカカレー

ほとんど眠れなかったため、病室に帰ってからもぐずぐずの次女。小児病棟の婦長さんぽい出立の方が来て、「お腹をすかせた後にたくさん食べさせるとよく眠れるわよ」と助言。

お腹が空いたようだったので、家から持ってきたバーモントカレー甘口弁当を食べさせました。

私は落ち着いたら先日母が送ってくれたBASE BREAD でも食べるかなと思っていたら、病院食が。

さすがスリランカ、病院食もカレーです。大皿には炒めたようなライス、脇にはフィッシュフライ。ポテトカレーとダルカレー(豆)です。キッズ用はスパイス少なめにしてあると書かれています。右上の蓋付の容器はプリン。

特に病院食をどれだけ食べたかなどはチェックしていないようだったので、母が試食。スパイス少なめなので辛くないのにとても美味しい。ご飯の量がお茶碗2杯ぶんくらいはあり、なおかつ油で炒めているのでボリューム大。魚のフライもかみごたえがあってボリュームあり。

デザートのプリンは、ちゃんとカラメルソースまでついていて、手作り感のある美味しいプリンでした。

ダルカレー大好きなんですよね・・スパイス少なめカレーの作り方を知りたい・・

ひたすら眠らせる・おやつが来る・看護師さんたちが見に来る

お腹がいっぱいになったら眠くなるやろとのことで、抱っこでゆらゆら開始。ここにきて、抱っこ紐を持ってこればよかった・・と激しく後悔する。うとうとし始めると「寝たか?」とやってくる看護師さんたち。看護師さん3人と婦長さんが変わるがわる来て話をしていくので、全く孤独感がない1日だった・・

そしてまたうとうとしだしたかなと思ったら、クールなボーイがおやつを持ってきた。

カステラのようなケーキ。紅茶付き。この病院、ティーバッグやケトルはあるのですがカップがない。病院食にスプーンなどもついていないので持参必要です。

ここで痺れを切らした私、夫の会社のドライバーに、家から抱っこ紐と鼻吸い機を持ってきてもらうようお願いする。ドライバーが病院についてエントランスへ受け取りに行っている間、看護師さん二人が楽しそうに次女と遊んでくれていた。

CTスキャン再挑戦・成功

鼻吸い器で鼻をスッキリからの抱っこ紐作戦は成功し、朝の6時から午後3時まで眠れていなかった次女は深い昼寝に入る。抱っこ紐のままCT室まで歩いて行き、CTの検査台に乗せたところ少し目を開けて様子が違うことに気づく。すかさずベテラン看護師さんが次女のお尻をトントンして寝かす(すごい)。看護師さんたちと医者は別室に移り、CT開始。私は防護服を着せられ、次女の横で様子を見守る。

どうか起きませんようにとハラハラし続けた時間でした。CT自体は5分もかからず終了。

寝ている間に撮れなかったら、麻酔を使うことになるようです。幼児の麻酔も賛否諸説あり、鼻が詰まっている状態だとあまり良くない、という説もあり、麻酔しないですみますようにと思っていました。

ひたすら昼寝・夜まで予定なし

再び次女を抱っこ紐に入れて、看護師さんに連れられて部屋まで戻る。ベッドに下ろすと再び寝始める次女。

夕方になり、夫が長女をお迎えに行ってくれて、そのまま病院に来る。

キッズ歓喜の夕食

退院の予定は21時ごろ。18時過ぎになり、そろそろ夫にバトンタッチして、私は長女を連れて先に帰ろうかとしていたら夕食が来ました。

まさかの、フィッシュ&チップス!!とチュロス!!

病院食がまさかの揚げ物x3!!と思っていたら、長女も次女も喜んで食べていました。夫は「意外とタルタルソースもいける」と久々のタルタルを堪能。

途中で長女が「ピザが食べたい」と言い出したので、退院祝い(まだ検査結果がわからないけど)も兼ねてUberでピザを注文、先に帰宅。

CT検査結果の説明

19時半に医者が来てCT検査結果の説明をする予定だったとのこと、スリランカではあまり予定の時間は当てにならないので19時半には当然こない・・何か異常があったら急いで説明に来るだろうし、何もなかったんだろうと祈りつつ、結果を待ちました。

20時過ぎ、頭部に異常は見られないと医者が説明しに来てくれました。よかった!

会計・風邪薬の処方

Well Beさんの通訳の方が会計や薬局で薬を受け取るなど事務手続きをやってくださいます。(ありがたい)スリランカの病院は書類が多いのか、すごく時間がかかります。1時間ほど待って終了、風邪の薬を受け取りました。

帰宅許可

病室で待っていた夫と次女、21時過ぎに無事帰宅の許可が出ました。

お医者さん曰く、「頭部に異常がないので、滑って転んだのではなく、熱性けいれんだったのでは」とのこと。高熱が出ていなかったので真偽はわかりませんが、微熱が続いていたこと、お風呂の前に市販の風邪薬を飲んでいたこと、風邪薬を飲むと眠くなるのか少し機嫌が悪くなることがあったこと、言われてみると転んだというより倒れたという表現が近いことからそのけいれんだったのかもしれません。

後日再度病院に行き、その時に飲んだ風邪薬が合わなかったのでは?ということから尿検査を提出していましたが、これも異常なしでした。
今回病院でもらった薬が結構効いたのでこれからは調子が悪い日が続く時はまた病院にお世話になろうと思います

スリランカ・医薬品は足りている?

財政難のスリランカ、輸入品である医薬品も不足しています。が、これは一般的には公立病院(スリランカ国民はおそらく基本的に無償)のこと。公立病院では急を要さない手術の延期などもされているようです。今回かかったような私立の病院では各々数ヶ月分の薬の在庫があり、また救急車の手配も通常通り、手術の延期もされていないとのことでした。

今回もらった風邪薬は2種類。1つは抗生剤でインド産、もう一つは整腸剤で韓国産でした。

入院荷物・持って行ったもの

病院に置かれていたのはケトル、紅茶、石鹸、ベッド、バスタオル、ペットボトルの水1リットルでした。

子ども用

  • 食事(病院食が食べられない場合)
  • おやつ
  • 水筒
  • スプーン・フォークなどカトラリー類
  • すりりんごのパウチ(食事がとれなかった時用)
  • バナナ
  • おむつ
  • タオル、ガーゼ(顔を拭いたり)
  • 帰宅時に着る服
  • おもちゃ色々
  • 動画をダウンロードしたiPad
  • 抱っこ紐
  • 鼻吸い器(鼻水が出ていたので)

付き添いの大人用

  • スマホの充電器、変換プラグ
  • 水、食料
  • 歯ブラシ
  • 洗面用具、汗拭きシートなど
  • 暇潰しができるもの(本など)

今回病室にあったコンセントの形はBFタイプ(3つ差すところがある)でした。変換プラグを持っていると旅行の時やこういった時に便利。

言葉は通じる?お医者さんは信頼できる?

基本的に医者も看護師産たちも英語を話してくれます。が、やはり医療用語など事前に聞いたことがない単語はわからなかったので、難しい言葉の時はお医者さんが自分のスマホでGoogle翻訳を出してくれて、日本語に変換してくれていました。優しい。

とにかく優しくて頼もしい看護師さんたち

今回私は昼間にずっと病室にいたのですが、看護師さんが時々様子を見に来てくれていたので病室で孤独・・みたいな状態には全くならずでした。基本的に検査の時以外は放置なので付き添い必須なのですが、荷物を受け取りにエントランスまで行きたい時など言えば快く見ていてくれるし優しい看護師さんたちでした。

何もなくてよかった・・な1日でした

 

年会費無料のエポスカードで海外旅行保険に入る

海外で病院にかかるのは住んでいてもハードルが高いので旅行先などとなるとなおさらだと思います。怪我や腹痛などで病院にかかりたくても予約は必要なの?どこに行けばいいの?となるかと思います・・。旅行保険がついているクレジットカードを持っておくと、もしもの時に窓口に電話をすれば病院の予約から病状の説明までやってくれるので安心です。

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エポスカードの特長

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Lanka Hospitalに外来でお世話になった時の記事です

 

バングラの病院に行った時の記事です

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この記事を書いた人

2018年〜2020年バングラデシュ帯同
コロナで帰国後2022年4月からスリランカ駐妻になりました。
南アジアで姉妹子育て中です。
バングラデシュ・スリランカの生活、駐在帯同準備、妊婦ひとり暮らし、0歳児と2人暮らし、子連れ海外旅行などについて書いています。

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