こんにちは。スリランカ在住5ヶ月の主婦です。たまには今住んでいて思うこと(あくまで働いていない主婦目線)を書こうと思います。
スリランカから日本へ謎の着信多発?
先日、ふとYoutubeで日本のニュースを見ていると、「最近スリランカの番号から国際電話がかかってきて、取ると数秒で切れる」というトピックが。
どうやらワンコールで電話を切り、なんだろうと折り返し電話をかけると高額な国際電話料金がかかり、国際電話接続料を受け取った海外会社が報酬として電話をかけまくっている詐欺グループに一部のお金を支払うのではないか、とのこと。
なんか想像だけど・・よくわからないまま、言われるがままに電話をかけているスリランカ人が目に浮かぶ・・
スリランカに住んでいても、スリランカの番号に時々知らない番号から電話がかかってくることがあります。それよりもバングラデシュに住んでいる時の方が電話が多かった。選挙のお願いやら寄付のお願いやら、何かしら要求があってかかってくるようでした。(だいたいローカルの言葉で話してくるので全く会話にならず終わるのですが)
ガソリンスタンドの行列解消
嬉しいニュース。先週ガソリンスタンドの前を通ると、誰も並んでいないという状況を発見!(給油中の車はあるのでガソリンはある)今週も引き続きコロンボのうちの近所は並んでいない!
心なしか従業員も、客も嬉しそうにニコニコしていました。
4月にスリランカに来たときにはすでに列ができていたので、私がこちらに来てから初めて見る光景ということになります。
今思うと4月から日に日に状況は悪くなり、7月には「次いつガソリンが国に入ってくるかわからない」という状態。各ガソリンスタンドに並ぶ車の列は3kmにもなり、5日ほど並んでやっと決められた額のガソリンが入れられると報道がありました。
8月になっても、我が家の社有車のドライバーは「丸一日並んでやっとタンクの1/5の量が入れられた」と言っていました。
ガソリンが行き渡ってきたことで、街の交通量は激増。タクシーも増え、一時期は全く捕まらなかったUberや、Uber eatsも使えるようになりました。
初めて国内旅行に行けました
夫の会社の社員旅行でですが、コロンボからバスで2時間ほど南下した海辺のまち、ユナワチュナに行ってきました。6月ごろに国内旅行を計画したときはガソリン調達が難しく、そして外出禁止令も多発していたので断念。スリランカに来てから4ヶ月、初めてコロンボ以外の土地にいきました。
ホテルに向かう細い道には外国人観光客向けのお店が並び、思いのほか欧米人のお客さんがたくさんいました。が、コロナ前はもっと賑わっていたんだろうなと思いました。
スリランカ、予想以上に高級ホテルやリゾートホテルが多く、建物も素敵で、今はルピー安もあって宿泊費も安い。これを機に、もっと国内旅行がしたいと思いました。
物価の高騰続く
燃料不足や輸送の逼迫でモノやサービスの供給が難しくなっており、物価の高騰も続いています。2022年のインフレ率は70%になるとか(なった?)。
働いていない主婦でも物価高騰は目に見えてわかります。卵の価格は4月よりも1.5倍くらいになっているので、もはや高級品。ヨーグルトやパンなど、毎日食べるものもじわじわと値上がりしています。スリランカには安くて美味しいビスケットやクッキーがたくさんあり、子どもはもちろん(我が家も)大人も仕事の合間に買っている人たちをよく見かけます。庶民の味方のお菓子も少しずつ値上がり。ビールも。
街の三輪タクシーも、4月には初乗り80ルピーだったのが、今では120ルピーが多数。Uber eatsのデリバリー代も前より1.5倍から2倍くらいになっているような。
毎月の光熱費はもはや恐怖(日本にいた時の4倍くらい)です。
我が家に来てもらっているお手伝いさんのお給料は8月に値上げしましたが、またどこかの時点でインフレを考慮して上げないとなぁと思っています。
IMFがスリランカへの融資に合意
破産宣言をし、大統領が代わってからも続いていたIMFからのスリランカ支援交渉。9月に入り、4年間で29億ドル、4000億円の融資をすることで実務者合意がなされたと報道されています。
これでしばらくはガソリンやガスなどの供給が安定するでしょうか。
今後は日本、中国、インドなどの主要債権国との話し合いを進めるようです。
治安良・かなり旅行に来やすくなった印象
スリランカはもともと治安は良い方なのだと思います。実際、ガソリン不足で毎朝夕とプレスクールまで歩いていましたが、特に危険を感じることはありません。(夜は出歩きませんが)それでも7月ごろ、先の見えないガソリン行列でドライバーたちも疲弊していた時は、やはりピリピリした空気感がありました。(一部、車内にガチのカラオケマイクを持ち込んでカラオケ大会で乗り切ろうとする猛者もいましたが)
今ではガソリン行列もなくなり、道も歩きやすくなった気がします。(交通量は増えていますが)
また、物価は高騰しているのですが、ルピー安が円安を超えて進んでいるので円換算するとまだまだ物価は安く感じます。
スリランカでチェーン展開しているカフェ。先日行くと、コーヒー類が全て100ルピー前後の値上がり。
アイスラテは690ルピーに。結構するやんと思って円換算したら279円。安い。
ヒルトンホテルのランチビュッフェ。ホテルでご飯って非日常感があって楽しいのですが約6000ルピー。
子どもは無料だったので、家族4人で12,000ルピー。4700円か・・日本の半額くらいか。
これからもっと国内旅行に行ってみたいと思い、最近の楽しみは高級ホテルを検索することなのですが、スリランカの五つ星ホテルは近隣国に比べてかなり安く泊まれる印象です。ルピー安もあるのでイメージとしてはタイの半額くらい?モルディブに比べると1/3から1/5くらいじゃないか?と思います。(モルディブもピンキリですが)
あと気になっているのはアーユルヴェーダの医者がいるホテルに滞在して、毎日何かしらの診察とトリートメントを受けつつ自分の体質に合ったご飯が食べられるステイ。スリランカだと高級ホテルでそういったことをやってくれるみたいなので、低予算でリゾートでのんびりしたい人や、ステイケーションしたい人にめちゃくちゃおすすめする・・!そして2015年くらいの、一人旅をよくしていたのにスリランカの存在に全く気付いてなかった自分に教えてあげたい・・!
ジェットウィング・アーユル・ヴェーダ
ネゴンボに位置する気軽なアーユル・ヴェーディック・リゾート
空港から車で20分。スリランカの玄関口ネゴンボのリゾート付近に位置する緑豊かなアーユル・ヴェーディック・リゾート。美しい自然に囲まれて、心地よい潮風を感じながらアーユル・ヴェーダをお楽しみ頂けます。
スリランカ屈指の有名ドクター問診に基づくアーユル・ヴェーダに定評あり。ドクター独特の脈診や瞑想によって体の不調をぴたりと言い当てるから不思議。客室のテラスにも施術室があるため、より贅沢&プライベート感のある環境で優雅にアーユル・ヴェーダが受けられることも、他のリゾートにはない魅力です。
食事もアーユル・ヴェーディック・ミールだけではなく、またアルコールも飲めるため、少しお気軽にアーユル・ヴェーダとリゾートを体験したいという方におすすめの施設です。
写真・文章共に
生活が苦しくなったという人もたくさんいるのだろうけど、、ひとまず今は何事もなく過ごせるありがたみを感じています。
以前の記事はこちら。国が破産宣言をしてすぐの頃。
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