スリランカ旅行前に知っておきたい☺️治安・物価・気候・交通事情など注意点と快適に過ごすコツを解説。2025年最新情報をお届けします。
スリランカは2022年に「国家財政破綻」という大きなニュースが報じられましたが、それから3年。観光は順調に回復し、2024年には観光客数が前年比38%増の約205万人に。日本からの直行便もあり、成田~スリランカ間の直行便には日本人観光客の姿も多く見られます☺️
この記事では、スリランカ在住の私が、旅行前に知っておくと役立つこと、実際の生活で気をつけていることをまとめてみました。特にスリランカ旅行ってどうだろう・・?と検討されている方や、初めてスリランカを訪れる方のお役に立てると幸いです🤗
(とはいえまだまだ知らないことも多いので、間違っていたらどなたかこっそり教えてください😇)

2025年の夏は特に欧米系の旅行客で空港がものすごい人でした!
治安について:
私が住んでいるのはスリランカ最大の都市コロンボ。観光で訪れる方も多い都市ですが、体感治安はかなり良好です。
ただし、ローカルで混んでいるエリア(ペター市場など)を訪れる際は、念の為スリのリスクや人の多さに注意が必要です。とはいえ、私がペター市場を一人で歩いた時は怪しい人はいなかったし、スられたという人はあまり聞いたこともないし、現地の人はフレンドリーで親切な方が多く、お店の人たちも優しい印象。


また、コロンボのカフェではパソコンを机に置いたまま席を立つ人も珍しくありません😳一軒家カフェなど利用者層が限られているところではそれでも問題なさそうですが、モール内のカフェなど人の出入りの多い場所では貴重品は常に携帯するようにしています。
とはいえ、カフェやレストランに忘れ物をして、後日気がついて電話したら保管してくれていた・・ということもあるくらい、治安良しです👌
また、スリランカでは物乞いの方ともよく遭遇します。スーパー前や街角に、子連れのお母さんや、身体の不自由な方が座っていることも。でも基本的にしつこくされることは少ないです。
言語:観光地やホテルでは英語が通じる
スリランカにはシンハラ語とタミル語の2つの公用語がありますが、都市部や観光地では英語が広く通じます。また看板の表記もほとんどが英語だし、道路の名前を示す看板もシンハラ語・タミル語・英語で書かれています。
若い世代では、スリランカ人同士でも英語で会話していることも。
看板やメニューも英語表記が多く、ローカルな場所に行かない限り、言語の壁で困ることは少ないと思います🙆♀️
気候:
一般的には12月〜3月が乾季でベストシーズンとされていますが、実際は以下のように感じています(※コロンボ基準):
- 1〜2月:涼しく過ごしやすい。朝は23度前後、最高気温は30度程度。乾季と言われつつも、時々雨も。
- 3〜5月:とにかく暑い!晴天が多く、1年で最も暑い季節。夕焼け綺麗
- 6〜9月:5月なかばから後半から雨が増え、気温はやや落ち着く。嵐のような日や、1日中お天気が目まぐるしく変わる日も。でも晴れる日も多いです
- 10〜12月:涼しいけど雨が多め。2024年は特に10〜11月にかけて雨が続きました☔
観光のベストシーズンを狙うなら、1〜2月がおすすめです!暑くても大丈夫なら3,4月はお天気に左右されないかも・・?7~9月の夏場は断然日本より涼しいです。
スリランカ入国のビザ(ETA)【2025年10月最新版】
2025年10月15日以降、スリランカへ観光目的で渡航する場合、事前にETA(電子渡航認可)の取得が必須です。到着時に空港で取得できるオンアライバルビザは廃止されます。
ETA取得の基本
- 公式サイトからオンライン申請が可能
- 承認通知を受けてから渡航すること
- 「照会(Inquiry)」の通知が届いた場合は指示に従う
👉 公式申請サイト:スリランカETA公式サイト(eta.gov.lk)
ETA申請の注意点
- システムエラー:申請中にエラーで取得できず手数料だけ徴収されることがあります → その場合はスリランカ移民局に連絡
- 代理申請サイトに注意:不当に高額な手数料を要求するサイトがあります → 必ず公式サイトから申請
日本国籍者の手数料
- 日本を含む一部の国は、観光目的で30日以内の滞在に限り ETA申請料が無料
- 「ビザ不要」ではなく、ETAの提出は必須だが手数料が免除される形
まとめ
- 2025年10月15日以降、観光客は必ず事前ETA取得が必要
- 申請料は引き続き無料
- 申請後、承認通知を受けてから渡航すること。
- 最新情報は、スリランカ移民局や大使館公式サイトで確認する
物価:外食は日本より高いことも
この3年間で、スリランカの物価は2~3倍ほど上昇。特に観光客・外国人も多く利用するスリランカ料理以外のレストランでは、「日本より高いかも?」と感じます。
たとえば:
- 食事代そのものは日本と同程度
- でも、税金やサービス料が30%近くかかるお店も多い
- お土産も「意外と高い」と感じる価格帯のものが多い




一方で、ローカルの移動手段やサービス業はとても安価です。
- Uber(トゥクトゥク):1kmで約100円〜、3kmでも200円程度(ゴールなど南部観光地はもっと高いです!)
- 洋服の直しや修理、オーダージュエリーは日本と比べるととても安い
高いものは高い(特に輸入品関連)、安いものはとことん安いのがスリランカの物価感です。
南部の観光地は物価高め
ゴールやミリッサ、ウナワトゥナなど、欧米人に人気の南部エリアの物価はコロンボより高めです。
- オシャレなカフェやレストランは朝食やランチでも2~3,000円くらい
- トゥクトゥクもメーターではなく言い値が多い
- 宿泊費はオフシーズン・観光シーズンでかなり異なる
↓もう今はかなり値段が上がっているであろうスリランカ南部のアマンホテル


電力事情:だいぶ回復。でも停電は時々あります
2022年の経済危機の際は、毎日のように「計画停電(Power Cut)」が実施されていましたが、現在はだいぶ改善。
- 停電はたまに発生します(計画停電・突然の停電どちらも)
- 大型のホテル・アパート・モールなどは自家発電で即復旧する場合がほとんど
- ただし小さな町や一軒家、一軒家のお店などでは、停電が長引くことも。



停電すると、スリランカ人は特に動じず、スマホのライトをつけてくれます
街中に充電スポットはほとんどないので、スマホの充電バッテリーは必須だと思います!


Uber・タクシー事情:


スリランカ旅行でUberやPickMeなどの配車サービスはかなり便利。私は3年間Uberしか入れてませんが、特に支障はないので、Uberだけでもいいかと思います。(PickMeはスリランカのサービス)ちょっとした注意点も:
- なかなかマッチしない時がある(特に混雑時や雨天時)
- マッチしても、なかなか来ない時がある(理由は不明)
- マッチしてから電話がかかってきて、「Cash?」と聞かれ、Cardと答えると、キャンセルされることがある
- デフォルトはトゥクトゥクなので、車を選ぶには手動で変更が必要
- 車も特に指定しなければ、コンパクトカーが基本来る。時々古すぎる車が来ることも。
- カード払いを指定していても、ドライバーが到着した時に「現金で払ってほしい」と言われることも。アプリ内でカード払い+現金払いと二重に支払わないように、現金払いに応じるときは、アプリでドライバー側からキャンセルしてもらうように言っています。
Uberが全然捕まらなくても、流しで捕まる時もあるので、できれば100ルピー数枚や500ルピー札など、小額の現金を常に持っておくと安心です。
また、長距離の移動はあらかじめ旅行会社やツアーなどで手配しておくと安心です☺️
ホテル:選択肢が豊富!
スリランカには価格帯・スタイルともに幅広いホテルがあります。
- 高級リゾートホテルから、ローカルゲストハウス、アーユルヴェーダ付きホテルまで多種多様
- 最近は、家族連れなどの場合、Airbnbなどでコンドミニアムを選んで泊まる人も多くみられます。
- 4つ星ホテルでも、1部屋1万円前後から泊まれます。私個人的には、子連れということもあり、衛生面や虫などの心配が少なめな安心できるホテルを選ぶようにしています。
↓コロンボで私がおすすめだと思うホテルはこちらです




プール
スリランカは気候が常に温暖で、さまざまなところにプールがついています。(シーギリヤロックにも昔の王様のプールの跡があるくらいですし)
- 多くのホテル・ゲストハウス・コンドミニアムにはプール付き
- コロンボや観光地には、プールサイドバーも多く、利用料を支払えば格安で利用できるところも!
リゾート気分を手軽に味わえるのは、スリランカ旅行の大きな魅力の一つです🏖️
スリランカカレー


スリランカと言えばやっぱりスリランカカレー!でも、日本人にとってはかなり辛めに感じることが多いです。
- ホテルや観光地のビュッフェでは、必ずといっていいほどスリランカカレーが並ぶので、食べられるか不安な方は、ビュッフェで少しずつ試すのがおすすめ
- 日によって内容が変わるので、滞在中にいろんな種類を楽しめます
なお、スリランカカレー以外の食事(揚げてあるパンなど)は、油が多くヘルシーとは言えないものも多め。辛さだけでなく、胃腸への負担も考慮して、慣れるまでは食べすぎ注意です!
↓こちらのお店は素敵な店内でスリランカカレーが食べられます💙


アフタヌーンティー・ハイティー
スリランカはイギリス植民地時代の名残で、アフタヌーンティー文化が今も根強く残っています。
- 有名ホテルやカフェでは、ハイティー(アフタヌーンティー+食事系メニュー)を楽しめるプランが豊富
- 日本よりもかなりお手頃価格
- ただし、味は正直なところ、日本やシンガポールなどには及ばず
- ボリュームはかなり多いので、食べきれない場合は持ち帰りOKなところも多いです
プールサイドだったり、大きな窓から海が見えたりと、ロケーションが最高なところも多いので、気になるホテルで一度試してみるのもおすすめです🍰




ヌワラエリヤのアフタヌーンティーはまさに英国!な雰囲気でとても良かった✨
紅茶:どれを飲んでも美味しい!
さすが世界有数の紅茶大国スリランカ。スーパーで売られている紅茶から、ホテルやカフェで提供されるものまで、どれを飲んでも美味しいです。


- 様々なブランドの紅茶が売られていて、フレーバーや産地など種類も豊富
- お土産にも最適。パッケージが可愛いものも多いので、紅茶専門店やスーパーでのまとめ買いもおすすめ
滞在中は、ぜひいろんな紅茶を楽しんでみてください☕✨


まとめ


スリランカは人が優しく、とにかくのんびり楽しめる旅行先です。観光地への移動は少し大変なこともありますが、その分、豊かな自然や動物たちとの出会い、日本とはまったく違う雰囲気を味わうことができます。事前に知っておくと安心なポイントを押さえて、ぜひ素敵な旅を楽しんでください🌺
初めてのスリランカ旅はツアーもおすすめ
初めてのスリランカで、シーギリヤなど色々なところを回る予定の場合、HISなどのツアーで予約してしまうのもおすすめです。なぜかというと、旅程のプランニングや移動手段の手配、食事場所をどうするか?がなかなか大変なため。また、何かあったときも日本語で旅行会社に相談できるのは心強いですよね☺️






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