先日、初めてエアアジアを利用して、日本からクアラルンプール(T2)経由スリランカ(コロンボ)へとフライトを手配しました。
しかし、諸事情で乗り継ぎに時間が12時間に・・🌉
この記事では、実際に私が経験した子連れクアラルンプール国際空港T2(KLIA2)での長時間トランジットの過ごし方をご紹介します。
4歳の子ども連れでも快適に過ごせたポイントや注意点もあわせてまとめていますので、同じようにLCC利用で長時間滞在予定の方はぜひ参考にしてください🤗
エアアジアを選んだ理由と、まさかの12時間乗り継ぎに
今回私たちが利用したのは、エアアジアのLCC便で日本→クアラルンプール→スリランカ(コロンボ)というルート。
選んだ一番の理由は、とにかく安い!片道一人約2万円台という破格の航空券が見つかったからです。
今年の夏は、日本とスリランカを2往復する予定があり、そのうち1回は荷物も少なくしてコストを抑えたいという考えから、LCCを使ってみることにしました。
当初は、日本からクアラルンプールへの便が到着後、4時間弱の乗り継ぎ時間で次の便に乗れる予定だったのですが…
日本発便がまさかの5時間遅延!
その結果、クアラルンプールに夜21時過ぎに到着することになってしまい、次のコロンボ行きの便に間に合わない事態に…!
Trip.com経由で乗り継ぎ便の再手配に成功
エアアジアのカスタマーサポートは繋がらず埒があかず…。
ただ、今回はTrip.comで航空券を予約していたので、すぐにチャットで問い合わせたところ、代替便の手配を迅速に対応してもらえました。本当に助かりました!
エアアジアの遅延・フライトキャンセル対応一連の流れはこちら

最終的に、次のコロンボ行きの便は翌朝8:40発となり、クアラルンプールでは夜21時〜翌朝8時半までの約12時間弱を過ごすことに。
4歳の子ども連れということで、どう乗り切るかが課題となりました。
【夜の12時間乗り継ぎ】子連れで実際にやったこと
カプセルトランジットを前日に予約
12時間の乗り継ぎが決まったのは、なんとフライトの前日。
夜の時間帯だったこと、また7月にクアラルンプール旅行をした時に、入国審査が激混みだったこと(大人だけだと自動化レーンが使えたのですが子連れなので有人の方へ並ぶ)から「わざわざ制限エリアを出るのも面倒…」ということで、制限エリア内で過ごすことにしました。
調べてみると、「カプセルトランジットホテル・KLIA2・エアサイド(Capsule Transit Airside)」という、リーズナブルな仮眠施設がターミナル内にあったので、Agoda経由で予約してみました。
Agodaから予約すると、6時間・12時間プランから選ぶことができます。私は「【最長12時間滞在/女性専用】カプセル(チェックイン 8:00 PM~4:00 AMの間)」を選び、備考欄に大体の到着時刻を書いておきました。
(Expediaは12時間プランしか選べない日も・・!最初は公式サイトから予約してみたのですが、カード支払いがうまくいかず断念。結果としてAgodaで予約しても問題なくチェックインできました✊
*カプセルトランジットはエアサイド、ランドサイド、MAXなど複数ありますが、今回泊まったのは「T2 エアサイド」です!
21:30 クアラルンプール到着 → カプセルホテルに直行
今回の旅はすべて手荷物のみでの移動でしたが、やっぱり荷物は重い…。
到着後すぐにカプセルトランジットホテルに向かいました。エアアジアが発着するターミナル2はメイン棟、サテライト棟の2つに分かれていて、真ん中は長い歩くエスカレーターのあるSKY Bridgeで結ばれています。

今回泊まった制限エリア内のカプセルトランジットホテルはゲートQ入り口近くにあります。近くにはお店や飲食店もあって、賑やか。
受付ではAgodaの予約番号とパスポートを提示し、スムーズに案内してもらえました。
カプセルルームの様子
カプセルルームは女性専用エリアが設けられていて安心☺️(女性エリアはオレンジの扉)


部屋はほぼベッドのみですが、必要なものはしっかり揃っています。
- 鍵は外側からはかけられないけど、内側からは施錠可能
- 足元には手荷物サイズのスーツケースが置けるスペースあり
- セーフティボックス&小さな棚付き
- ユニバーサルタイプのコンセントで充電も安心


共用のシャワー・トイレ・洗面所も一つずつしっかり個室で、清潔感あり&広めで快適でした。


受付では以下のアメニティがもらえます:
- バスタオル
- ペットボトルの水
- 耳栓&アイマスク入りのアメニティバッグ
夜の空港を少し探検
本当はすぐにゆっくりしたかったのですが、日本時間ではまだ19時ごろ。機内で2時間ぐっすり寝て元気いっぱいの4歳と一緒に、空港内をちょっとお散歩。

夜の空港は思いのほかにぎやかで、お店も明るく、夜の非日常感にワクワク。
「明日は早いけど、せっかくだからちょっと楽しもう」という気分でした。
色々と調べてみましたが、どうやら制限エリア内に子どもが遊べるようなスペースはなさそう。。でも広いので、歩き回るだけで程よく体力は消耗するかと思います!床も絨毯のところが多いので、ちょっと転んでも大丈夫✊
プライオリティパスで「Travel Club Lounge」へ
ホテルのあるターミナルの近くにTravel Club Lounge(トラベルクラブラウンジ)があったので、「未就学児の次女と一緒なら無料で入れるかも?」と立ち寄ってみました。
公式サイトには「3歳未満は無料」と記載があったのですが、実際は4歳でも追加料金なしで入場OKでした。(海外のラウンジって結構人によることが多いですよね・・)


ただし夜遅かったので、ラクサなどの温かい料理のカウンターはクローズ。
軽食メニューはサラダやチキン、温野菜のポテト、マレーシア料理のミーゴレンなど色々とありました。私はビール1杯と軽めに食べて退室。

最後は就寝タイム
空港内を少し歩いた後、カプセルホテルに戻って洗顔&歯磨きだけ済ませて就寝。(私のシャワー中に4歳児が同室内で待ってくれるか?謎だったので、シャワーは、翌朝コロンボ到着後に浴びることに)
私は物音に敏感なタイプなので最初は周囲の声が気になったものの、最終的には5時間ほどしっかり眠れたと思います。
ちなみに4歳の次女はというと、22:30〜翌朝6:30までぐっすり爆睡。
子どもがよく寝てくれると、それだけで旅の安心感が全然違いますね。
カプセルトランジット利用時の注意点!子連れは要確認
今回、Agodaなどの予約サイトには「子どもOK」と記載があり、実際に4歳の次女と添い寝で宿泊できました。(添い寝宿泊されている方のブログなどもあったので、実際のところは分かりません)
…が、入室後、ふと受付を通りかかった時に受付のお姉さんから、「本当は添い寝NGなんです…」と申し訳なさそうに言われてしまいました💦ただし、添い寝がNGなのか、子どもの年齢制限があるのかその場ではわからず。
ですが、実際に泊まってみてわかったのが、壁がとても薄く、周囲の物音がかなり聞こえるという点。
そのため、いつ泣き出すかわからない小さい子を連れている場合は、かなり気を遣うかもしれません。
(私もそれを聞いたあとは、次女と室内ではひそひそ声で会話して過ごしました…!)
子連れでカプセルトランジットホテルを使うなら…
- 公式には子連れ添い寝NGの可能性があるため、事前に直接確認するのが安心
- もしOKでも、子どもが夜泣きや大きな声を出しがちな年齢なら、カプセルホテル以外を検討するのがおすすめです!
子連れにおすすめのトランジットホテル
同じく制限エリア内にあるサマサマエクスプレス KLIAターミナル2エアサイドは通常のホテルタイプでシャワーも各部屋に付いているので、ゆっくり過ごせて◎。大人2名まで同料金で同室できるので、次から私はこちらを選ぶと思います!
入国してもOK!というくらい時間と気力があれば、ターミナル2内のショッピングモール「Gateway」内にあるこちらの個室ホテル「エアロテル」に泊まりたい。↓
とっても綺麗だし、利用時間、共用シャワー/プライベートシャワーのお部屋が選べるし、なにより制限エリア内のホテルより安い・・!
すぐ上の階にプライオリティパス対象のプラザプレミアムラウンジもあるし、gateway内にはごはん屋さんやファミマなどのコンビニ、時間潰しにもなりそうなトイザらスまでもあるので、快適な滞在になること間違いなしです✊
近くのフードコートで朝ごはんを探してみる
翌朝の搭乗時間は8時40分。今回搭乗するゲートは、Sky Bridgeを通って向こう側のゲートLだったので、少し早めにカプセルトランジットホテルをチェックアウトし、出発準備を始めました。
ホテルのすぐ上の階には、マクドナルドなどのチェーン店がいくつかあり、気軽に立ち寄れる雰囲気。
「ハッピーセットのサンリオのおもちゃが欲しい!」という次女のリクエストでマクドナルドに行ってみたものの…
サンリオのおもちゃは人気すぎて売り切れ、朝マックのメニューは、次女が食べなさそうなものが多くて、泣く泣く退散することに😭
スリランカにマクドナルドがないので忘れていたけど、朝の時間帯ってナゲットとかポテトとかないんだねぇ・・
ゲートLへ移動&意外と厳しい手荷物検査
清々しい朝の景色を横目にスカイブリッジを通り、しばらく歩いて、ゲートLに到着。

ここで、すっかり忘れていた事態に遭遇しました。
KLIA2では、各ゲート入口で手荷物検査が再度行われます。
しかも驚いたのは、その飲み物の持ち込み制限の厳しさ!
- 子どもの水筒 → 中の水も廃棄対象
- 未開封のペットボトル → 問答無用で廃棄
- 日本の関空で買っておいた小さなワインボトルも没収😭
他の空港では「子どもの飲み物はOK」だったり、「一口飲めば通してくれる」ことが多かったのですが、KLIA2ではすべてNGでした…。
今回は飲み物の没収だけで済みましたが、関空制限エリア内のドラッグストアなどでもし化粧水など買っていたら、容量や包装によっては廃棄対象になっていたかもしれません・・。
KLIA2での乗り継ぎ時は、液体物に注意!だと思いました。
ゲートL内のTravel Club Loungeへ
ゲートLの中にはもう一つ、プライオリティパス対応のラウンジ(Travel Club Lounge)があり、立ち寄ってみました。
こちらも未就学児は無料で入室可能。
ラウンジはコンパクトながらも快適で、朝食メニューが並んでいました。
次女はトーストにいちごジャムを塗って、朝からもりもり食べていました🍓🍞

飲み物は、カールスバーグなどの缶ビールが数種類用意されていて、こちらはセルフで自由にいただけます。
ちなみに、このゲートLエリア、最初は「静かでちょっと寂しい雰囲気?」と思ったのですが、ラウンジ近くには急にバーガーキングなどのお店が登場して、意外とにぎやかで楽しげな雰囲気でした✨
プライオリティパスのクレジットカード、変えました!
楽天プレミアムカード→セゾン・アメリカン・エキスプレス®ゴールドへ
これまで私は、楽天プレミアムカード経由でプライオリティパスを利用していました。
ですが、2025年から「年5回まで、ラウンジのみ対象」という改悪が入り、使い勝手が大幅にダウン…。
そこで思い切って、セゾン・アメリカン・エキスプレス®のゴールドカードに切り替えました!
このカードなら、
✅ 年会費+11,000円で
✅ 回数無制限のプライオリティパス(プレステージ)を発行してもらえます!
楽天カードの「年5回縛り」の時は、計画的に使わないとと考えることが多かったのですが、無制限のセゾンアメックスに変えてからは、ラウンジや、対象レストランも気軽に活用できるようになりました。
今回の片道では、関空ランドサイド「NODOKA」、制限エリア内「カードラウンジアネックス六甲」、KLIA2のトラベルクラブラウンジが2ヶ所と4回も使う機会がありました👏(カプセルトランジットも3時間まで利用できます!)
セゾン・アメリカン・エキスプレス®でプライオリティパスを発行できるカードは?
セゾン・アメリカン・エキスプレス®のゴールドカード、またはセゾン・アメリカン・エキスプレス®プラチナカードでプライオリティパスの発行が可能です。
ただ、もしいきなりゴールドを持つのに抵抗がある・・という場合におすすめなのは、まず
👉 年会費無料のセゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード(デジタルではなく、カード版)を発行しておき、
👉 6か月後にゴールドに切り替えるルート。(切り替え方法の詳細はこちら)
通常のゴールドカードは年会費11,000円がかかりますが、この方法だと、翌年以降の年会費が「年間1回の利用」で無料になるため、年間11,000円でプライオリティパスが持てて、最もコスパが良い選択肢になります☺️
ゴールドカードの特典は色々とありますが、中でも国際線利用で帰国した際、空港からスーツケースを1つ、自宅などの指定の場所へ無料で送れるサービスもついてくるので私にとってはありがたい✨
「セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード」ご入会を検討されている場合は、当サイトからもご紹介が可能となっておりますので、興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね✨
KLIA2・長時間乗り継ぎまとめ
実際に子連れでKLIA2を12時間乗り継ぎした体験をもとに、空港内ホテル(カプセルトランジット)やラウンジの活用法などをご紹介しました。
これからエアアジアの乗り継ぎや、クアラルンプール空港を利用する予定の方の参考になると幸いです!
今回泊まったカプセルホテルはこちら
ターミナル2・制限エリア内の家族で泊まれるホテルはこちら
ターミナル2のランドサイド・モール内にあるホテルはこちら
エアアジアの記事はこちら



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